「不安よな」シリーズ第2弾です。
街乗りしてるとカタログ以下の燃費で不安よな。
かおりんのクルマちゃんねる 動きます。
近くのスーパーに車で行く(あまりに近いのでわざと遠回りしてる)ときの燃費がやたら低いので、カタログの燃費がどういう条件で測定されているのか調べてみました。
↓国土交通省の資料↓
要は共通の条件で走行させて燃費を測っているようです。
その条件のうちに「高速道路モード」、「郊外モード」、「市街地モード」の走行条件があります。
この走行条件のグラフの横軸が「走行時間」なので、どんな感じの道が想定されているのかピンと来なかったので、横軸を「走行距離」に換算してみました。
走行条件はここから引用してグラフにしてます。
↓「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 別添42」↓
①市街地モード
市街地モードは、約3kmの走行のうち信号か一時停止で5回停止する想定です。停止せずに交差点などで速度を落とすことも7回あります。
②郊外モード
郊外モードは、約5kmの走行で停止することはありませんが、50km/hか60km/hの制限速度の道で交差点などで数回速度を落とすような想定かと思われます。
③高速道路モード
高速道路モードは、約7kmの走行で停止することはありませんが、高速道路を走る想定です。ETCや合流のカーブも想定されている雰囲気です。
なんとなく自分の中でこんな感じの道というイメージが湧いたので、実際に走行する道を「市街地」、「郊外」、「高速道路」に分類して、メーターに表示される燃費を記録しました。
ちなみに私のMAZDA3はセダン・2WD・ディーゼルです。
・高速道路や郊外は、高速道路・郊外モードの条件より長い距離を走っているので、距離あたりの加減速が少ないため、カタログよりも燃費が高いのではないかと考えました。
・市街地は、市街地モードの条件より距離あたりの加減速が多いのと、加速が急なため、カタログよりも燃費が低いのではないかと考えました。あと、15回くらい停車してます。
また、市街地モードの条件は10秒で+30km/h加速するという感じのアクセル操作で私よりだいぶ優しい運転です。
・カタログの燃費測定時に「エアコンをつける」という条件はないようなので、おそらくエアコンをつけてるのも燃費をカタログより低くしている要因かと思います。
こんな感じで調べていると、カタログ燃費測定時と全く同じ条件で公道を走行することはほぼ不可能なので、カタログ燃費とメーター燃費を比較することってあまり意味のないことのような気がしてきました。
カタログ燃費は、車種やパワートレインなどについて燃費を比較する時の参考にするのがもっともよい使い方ですね。
参考に説明書記載の燃費の良くなる運転のしかたを転記します。
▼アイドリングストップ
コンビニでの買い物、人待ちや荷下ろしなど、ちょっとした駐車のときにもエンジンを止めましょう。10分間のアイドリングで、130cc程度の燃料を浪費します。
▼不要な荷物は積まない
荷物が多いほど、燃料を多く消費します。不要な荷物は降ろして走行しましょう。
100kgの不要な荷物を載せて走ると、3%程度燃費が悪化します。
▼空ぶかしをしない
空ぶかしをやめると、燃料を節約できます。
空ぶかしは環境にも車にもよくありません。
▼エアコンの使用はひかえめに
エアコンの使用をひかえると、燃料の節約になります。外気温25℃の時に、エアコンを使用すると、12%程度燃費が悪化します。
▼タイヤの空気圧を適正に
こまめに点検し、適正な空気圧に調整しましょう。
タイヤの空気圧が適正値より50kPa(0.5kg/cm2)不足した場合、市街地で2%程度、郊外で4%程度、それぞれ燃費が悪化します。
▼ゆとりある走行を
急発進、急加速、急ブレーキは避けましょう。
速度にムラのある走り方をすると、市街地で2%程度、郊外で6%程度燃費が悪化します。
▼経済的速度
一般道路で40km/h、高速道路で80km/h程度の等速走行が経済的です。
▼アクセルペダルの上手な踏みかた
加速終了時(オートマチック車)
アクセルペダルを少し大きめに戻してみましょう。適切に無駄なく自動変速されるため、燃費がよくなります。
下り坂に入るとき、減速を始めるとき(ガソリンエンジン車)
速めにアクセルペダルをもどし、エンジンブレーキを使いましょう。アクセルペダルをもどすと燃料噴射が停止されるので、燃費がよくなります。
一定速度のとき(ガソリンエンジン車)
アクセルペダルの踏み加減を一定に保ちましょう。
アクセルペダルの踏み込み、踏みもどしは少ないほど燃料噴射が少なくなるため、燃費がよくなります。
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