ホームページに掲載されているMAZDA3のPDF版の取扱説明書は製造番号によって2種類あります。
「製造番号が小さい方は古いバージョンの取扱説明書(旧説明書)、製造番号が大きい方は新しいバージョンのもの(新説明書)であろう」という推測のもと、2つの取扱説明書を見比べてみたところ、SKYACTIV-Xの追記以外にもいくつか修正がありました。
全部ではないかもしれませんが、私が見つけた修正箇所をご紹介したいと思います。
- 1 キーが車内にある時に車外からロックスイッチで施錠する時は要注意
- 2 リアゲートロックスイッチ不作動警告チャイムを追加
- 3 トランクリッドの半ドアを確認してね
- 4 i-ACTIVSENSE警報・リスク回避支援OFF表示が追加
- 5 ヘッドランプスイッチ点灯/消灯の表が変更
- 6 AT誤発進抑制制御(前進時)の表示に「ブレーキ!」が追加
- 7 ガラスに雪や霜などがついている時に熱湯をかけちゃだめ
1 キーが車内にある時に車外からロックスイッチで施錠する時は要注意
旧説明書:3-12
新説明書:3-12
新説明書には下記の内容が追記されるほか、いくつか修正されています。
知識
- キーの閉じ込みを防止するために、キーを持っていることを確認してから施錠してください。
- ロックスイッチを押して施錠が行なわれた後、キーが車内にある状態ですべてのドアが閉まると、すべてのドア、フューエルリッド、トランクリッド/リアゲートが解錠されます。
2019年9月のサービスキャンペーンで対応されたのも、こんな感じの内容だったと思います。
キーを運転席周りに置いた状態で、リアゲートのロックスイッチを使うとフロント/リアのドアが施錠されて、リアゲートからキーを取りに行くのが大変…という内容ですね。
私はファストバックを所有してないので、サービスキャンペーンでどのような対策がとられたのかわかりません…。
キーが車内にある状態で、リアゲートを閉めたときはリアゲート、フロント/リアドアが解錠されるようになればいいと思うのですが、説明書ではリアゲートのみが解錠されるようです。
2 リアゲートロックスイッチ不作動警告チャイムを追加
旧説明書:8-40
新説明書:8-40
新説明書には下記の項目が追記されていました。
▼リアゲートロックスイッチ不作動警告チャイム
次のいずれかの状態のときにリアゲートのロックスイッチを押すと、チャイムが鳴ります。
上記の状態になっていないことを確認して、再度ロックスイッチを押してください。
- キーを携帯していない
電源ポジションがOFF以外
いずれかのドアが開いている
「ロックスイッチが作動しないよ!」という警告チャイムが追加されているようですね。
ちなみにリアゲートのロックスイッチを使っての施錠が成功すると、チャイムとハザードランプが1回作動するらしいです。(警告でもチャイム、成功でもチャイムとは、なんだか難しい…)
3 トランクリッドの半ドアを確認してね
旧説明書:3-15
新説明書:3-16
新説明書には下記の内容が追記されています。
警告
トランクリッド開警告表示が表示したまま走行しない。
走行中にトランクリッドが開き、思わぬ事故につながるおそれがあります。
知識
トランクリッドを閉めた後は、電磁式トランクリッドオープナーを押さずにトランクリッドを動かし、半ドアでないことを確認してください。
これって、誰かがトランク半ドアで走行中に開いちゃったんでしょうね…。
たしかにトランクリッドが軽くて若干閉まりにくい印象があります。
4 i-ACTIVSENSE警報・リスク回避支援OFF表示が追加
旧説明書:5-29
新説明書:5-29
「i-ACTIVSENSE警報・リスク回避支援OFF表示」が追加されています。
私は「ブラインドスポットモニタリングが作動しないのなんでだろう…」って思いながら、3か月ぐらいOFF状態に気づきませんでした。OFF表示があればすぐ気づけそうです!
さらに、今は電源ポジションをOFFからONにする度に、i-ACTIVSENSEがON状態になるようになっています。MAZDA3がパワーアップしたようで地味に嬉しいです!
5 ヘッドランプスイッチ点灯/消灯の表が変更
旧説明書:5-47
新説明書:5-51
おおむね次のように説明書の記載が変更されていました。
旧説明書には電源ポジションの位置については何も書いてありませんでした。
新説明書には電源ポジションが「ACCまたはOFF」の時と「ON」の時とでヘッドライトやデイライト等の点灯状況が違うような記述となっています。
6 AT誤発進抑制制御(前進時)の表示に「ブレーキ!」が追加
旧説明書:5-148
新説明書:5-151
「AT誤発進抑制制御(前進時)」が作動するとメーターのディスプレイやヘッドアップディスプレイに「アクセルを踏んでいます」という表示が出るようになっています。
新説明書には、その状態でさらにアクセルを踏み込むとメーターのディスプレイなどに「ブレーキ!」と表示されて警報音が鳴る旨、追記されています。
私のMAZDA3がアップデートされているのか気になりますが、怖くて試すことはできません…。6か月点検+リコールの時のメンテナンスノートに「メーターリプログラミング」って記載されていたので、多分アップデートされてるのではないかと思っています。
7 ガラスに雪や霜などがついている時に熱湯をかけちゃだめ
旧説明書:4-7
新説明書:4-7
おおむね次のように記述が変更されています。
誰かがMAZDA3に熱湯をかけてガラス割れちゃったんでしょうね…。
私は、ガラスのコップに熱湯を入れると割れるというイメージが強すぎて、耐熱ガラスでも熱湯入れるの怖いです。