CX-30とMAZDA3とでボディーカラーの人気傾向に差はあるのでしょうか?
色別の販売実績のデータがあればすぐにわかるんですが、なかなか細かいデータはインターネット上には見つかりません。
そこで、マツダのディーラーさんに配車された全国の試乗車を使って調べてみようと思います。
1 試乗車を使った調査で人気色がわかるのか?
以前、実際の人気色を調べるために、ツイッターで「MAZDA3 納車」と検索して、どのボディーカラーが選ばれているかを調べたこと(ツイッター調査)があります。
それと、MAZDA3の全国の試乗車を数えたこと(試乗車調査)があるので、その2つを比べて、試乗車調査で人気色がどの程度推測できるのか確認してみます。
ツイッター調査と試乗車調査がほとんど同じような傾向であることから、試乗車調査でもそこそこ人気色の推測が可能だろうと考えられます。
※ちなみにMAZDA3のセダンはこんなきれいな結果にはなりませんでした。マシーングレーとソウルレッドに大きなずれがありました。
※ファストバックとSUVは同じ5ドアなので傾向が似ているだろうという仮定ありきです。
2 MAZDA3と同じようにCX-30の試乗車を数えてみた
10月29日に全国のCX-30の試乗車を数えたら、1154台でした。
8月にMAZDA3を数えた時はファストバックが1112台、セダン624台でした。
ボディカラーの割合を算出してグラフにしてみました。
グラフの種類を変えてみます。
ポリメタルグレーはMAZDA3から採用されたので、MAZDA3で多め(25%)なのはメーカーの推しがあったのかもしれません。 狙い通り売れてるみたいです。
CX-30では、ソウルレッドとポリメタルグレー以外の色の割合がだいぶ増えてます。
私はタイヤの周りの黒いところがはっきり見えるホワイトとかシルバーがかっこいいと思う派です。
3 統計を使って見えてくるもの
資産の分布の不平等さを表す指数としてジニ指数というものがあります。
その考え方を使って、CX-30とMAZDA3の色の偏りを評価してみました。
1に近いほど偏りが大きく、0に近いほど偏りがないという指数です。
計算してみると、CX-30は「0.24」、MAZDA3は「0.36」でしたので、「CX-30の方が色の人気に偏りが少ないだろう」ということがグラフだけではなく数字的にも導かれます。
ボディーカラーの人気に偏りがない感じから、CX-30の方が購買層の年代が広くなりそうな雰囲気がします!