6月5日にヨーロッパでプレスリリースされたSKYACTIV-Xについて、エンジンの性能が一部明らかになりました。
プレスリリースの中に、SKYACTIV-Xが「ガソリンエンジンの回転性能とディーゼルエンジンの優れた応答性」を持つという内容が記載されています。
そこで、いくつかCセグメントの車のエンジンの性能をカタログから拾ってきて、グラフにしてみました。(Cセグメントでないのも若干混じってます)
※回転数に幅があるものは、低い方の回転数値でプロットしています。
まずは最大出力(馬力)からです。
SKYACTIV-Xは他のガソリンエンジンに全く引けを取らない感じで、高回転までよく回りそうな感じですね。
次は最大トルクです。
この値が低回転で高いと応答性がよくなるとか加速がよくなるとか聞きます。
ディーゼルやガソリンターボエンジンほどではないですが、SKYACTIV-Xはそれらに近づいている感じです。
1500rpmあたりで最大トルクになるグループと4000rpmあたりで最大トルクになるグループのどちらにも属していないというのが、グラフ上から読み取れます。
仮に、最大トルクまで回転数に対してリニアな特性であれば、2000rpmでガソリンエンジンより1.5倍くらいトルクがありそうな気がします。
※400Nm(2000rpm)はフォルクスワーゲンの2.0L TSIエンジンです。出力も228kWあります。
SKYACTIV-Xはガソリンエンジンのようによく回って、ディーゼルエンジンに近い応答性があるというのは間違いなさそうな雰囲気ですね。
ちなみにアイキャッチ画像は↓のイメージです。
全員高性能かどうかはさておき、それぞれのよさがあるということで!